四川一貫に行ったところ、京子さんが行列の最後に並んでいたので、少し待って一緒に入店。先代がよく座っていたレジ横の二人掛けに座り、共に五目そば。今日は、麺の量も茹で加減も普通で。
待っている間に、おかみさんがレンゲを持って来てくれるのだが、「こんなことしてもらえるの一人だけだね」と、京子さん。私が写真を撮る際に、器からレンゲを外すのに気付いたおかみさんの気遣い。そして、いつしか伝票も撮影の邪魔になるでしょと、持ってこなくなった。
これぞ四川一貫の真骨頂、具材のうまみが溶け出した優しい塩味のスープ。先代が生前の時だったが、味が付いていない疑惑があったほど。このスープをすべて飲み干し、完食。五目は、これが最後だね。うまし、そして感慨深い。