2011年12月28日水曜日

陳麻婆豆腐@四川一貫

 2011年暮れ、四川一貫は、12月29日の昼まで営業。28日の昼に食べて、「明日も、また」と店主に告げたのだが、所用が入ってしまった。そこで、彼女と2人昼夜連食。


  ここまでジューシーかと思わず唸らされる、鶏の唐揚げで、宴スタート。


 酸味の効いた茄子の炒め物。皮が剥かれているので、茄子が油を吸いそうだが、口に含めば、油ではなく、広がる茄子の水分。シャキシャキのクワイやきくらげがアクセント。


 そして、2011年の最後は、陳麻婆豆腐。豆腐を潰しているため、通称「つぶし」を辛めの山椒多めで、ご飯を付けて。潰された豆腐の食感はあくまでふわっと、そこに鋭いキレの辛味と、ほどよい旨み。陳と名づけられているが、他とは、まったく違うので、それを念頭に注文しないと、肩透かしに合う可能性あり。
 まさに唯一無二の味である。

2011年12月27日火曜日

よし町@新橋


 彼女ともに、フットワークは軽い方だと思う。テレビで美味しそうな店が紹介されていたら、都内であれば、すぐ出かけたりする。よし町も、そんな一店。
 新橋駅から有楽町方面へ、日航ホテル横の路地をちょっと入ると、よし町の暖簾が見える。店は、地下。 店内は白木のカウンターとテーブル席で、ここ中華?な印象だが、メニューは至って町の中華屋さん。
 叉焼麺は、すっきりした醤油スープに、のど越しの良い細麺で、上品な味わい。普段、蟹はあまり食べないが、 テレビのお薦めに従い注文した蟹肉炒飯は、あっさりしつつも、パラパラで、蟹と卵、ネギのバランスが良い。
 ひそやかに繁盛する、こういう店に出会うと、東京って凄いなと思う。

2011年12月24日土曜日

完璧なルックスのカレーうどん。

 

 ホームページの更新ができなくなったので、作ったものや食べたものを、第3のblogを開設し掲載しようと思い立つ。 

 さて、その記念すべき第1回は、滋賀県彦根市にある、うどん屋"松吉"。ひこにゃん目当ての観光客は、二の足を踏みそうな佇まい。暖簾をくぐり引き戸を開けると、中は、10人ほど座れるコの字型のカウンター。メニューは、ざるうどん、そば。釜揚げうどん、熱盛そば。店の名を冠したしっぽく風の松吉うどん、そば。そして、カレーうどん。
 この日は小雪舞う寒さゆえ、彼女と2人して、カレーうどんを注文。座った席からは、店主夫妻による厨房での作業が良く見える。麺は注文が入ってから茹で上げ、出汁は、小鍋で1杯1杯仕上げている。提供まで、10分ほど。
 見よ、このルックス。西日本カレーうどんの正統派ではないか。肉は牛肉、そして青ネギ。刻んだアゲもうれしい。出汁が良く効いたカレーは、結構重めで、うどんに十分絡む。辛味は控えめだ。うどんは、細めで博多に近いが、あれほど柔らかくはない。さぬきのような力強いコシもないが、この出汁には、この麺が合っている。出汁を吸ったアゲがまた絶妙。
まさか近江牛ではないと思うが、牛肉入って720円。納得できる味である。