VANNO＠初台。ソムリエの大森さんが退職するとのこと。料理と共に、大森さんのワインのセレクトがすばらしいので、季節のお任せコースに、前回同様、ワインペアリングもお願いして。メニューは見ずに、驚きと感動。春らしさに溢れていた。
ということで、一皿目は、蛍烏賊、新筍、バジル、トマト。これは、いい。蛍烏賊の身と内臓のコクがトマトと合わさって、そこに新筍の爽やかさ、そして、バジルの香り。うまし。
桜鱒の炭火焼き レア仕立て 蕗の薹のソース。桜鱒の皮目から炭の香ばしい香り。蕗の薹の軽い苦味が主張し過ぎないのよ。
手長海老とホワイトアスパラのソテー フレッシュトマト・松の実・スパイスのソース。マスタードシード、クミン、フェンネルなどが、程よく効いたソース。手長海老の味わいを含んだホワイトアスパラが主役の一品。
自家製スパゲッティーニ 浅蜊と山ウドのアーリオ・オーリオ 自家製唐墨添え。浅蜊の出汁を吸った少し太めのスパゲッティーニ、シャキシャキの山ウド、そして、ねっとりとした唐墨の塩気。このバランス、最高。
テスタローリ 鶏・インゲン・じゃがいものジェノヴェーゼソース。世界最古のパスタと言われるテスタローリは、平たく短く、でも少し太くて、つるっとした食感。最古なのだが新しい。ジェノベーゼとじゃがいもというスタンダードな組み合わせ、久しぶり。
青森県産鴨フィレ肉のロースト ペリグーソース 新玉葱と香草のフラン添え。この店のスペシャリテだが、今日は、新玉葱と香草のフランを添えて、春らしさを演出。このフラン、これだけでも、ワインがぐいっと進むやつ。鴨肉の火の通し具合は、物凄く好み。
ドルチェは、ピスタチオのジェラートと苺のエスプーマ。苺のエスパーマが、しっかりと酸っぱくて、もう最高に私好み。合わせてもらった、南アフリカ、キアモントのデザートワインの甘さが、トゥーマッチかと思いきや、これ、大正解。
この食後感で、終えたいので、食後のドリンクは、遠慮しました。いやー大満足。ごちそうさまでした。
そして、大森さん、ありがとうございました。今後の話も伺い、またの再会を楽しみでならない。
