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2024年6月17日月曜日

千歳烏山「38食堂」で、岩中豚のパテ、マンゴー、クローブなど、素材にこだわり抜き、創意を重ねた料理は、文句なしのディナーコース

 今日6月17日、55歳になりました。で、京子さんと二人、仕事を休んで、千歳烏山の38食堂でランチ。予約時にディナーメニューを注文。
 「富士宮産 馬場農園の野菜プレート」で始まり、前菜は、「太刀魚炙り、ズッキーニ、青梅」、魚料理「和歌山 鮎のコンフィ、メロンのピクルス」、肉料理「岩中豚のパテ、マンゴー、クローブ」、デザートは、「山椒のホワイトチョコムースと生姜のメレンゲ」。素材にこだわり抜き、創意を重ねた料理は、文句なし。勉強になるわ。
 ワインは、その都度、お店の人に聞きながらチョイス。鮎に合わせた「モセウシ トモ・ブラン 2022/KONDOヴィンヤード」は、鮎だけではなく、瓜系の野菜とも合うはず。夏の素麺でも、いいかと。デザートの写真、失念したのだが、合わせた赤ワイン、LE MAS D'AGALIS / CUVÉE NAVISとの相性抜群。
 最後は、八王子のクラフトジン。完璧でした。

2022年6月18日土曜日

千歳烏山「さんぱち食堂」で、ワインは、お店に好みを伝えるに限ると、改めて痛感、鮎のコンフィなど夏らしさ全開のディナー


 誕生日ということで、京子さんと、さんぱち食堂@千歳烏山で、ディナー。
前菜二種「馬肉のタルタル、ヴィシソワーズ」「太刀魚のソテー、ズッキーニラペ、青梅のソース」に始まり、魚料理「鮎のコンフィ、メロンのピクルス」、肉料理は「ラム肉の八丁味噌パン粉焼き」、そしてデザート「クリームチーズムースとさくらんぼ」。夏らしいディナーでした。
 これらに、長野産の本当にりんごだけで作ったシードル、白を合わせて。肉では、赤を二種。ワインは、お店に好みを伝えるに限ると、改めて痛感した次第。大満足。






2020年6月15日月曜日

千歳烏山「38食堂」で、やはりライブに替わるものなし、とってもお値打ちでぜいたくなお任せコース。デザートには、玉ねぎのソースだってよ


 午後、彼女から「夕食は、久しぶりに38食堂に行かない?」との連絡が。千歳烏山のビストロ38食堂はコロナの影響で休業~テイクアウト、ランチ営業を経て、今月初めから席数を絞り原則予約でのディナーを再開。当面は、お任せコースだけだという。
 いつもアラカルトでお願いしていたのだが、味は信頼できるし、たまにはコースもねということで、電話してみると、2人なら席を用意できるとのこと。予約して、勤め帰りに、店を訪れる。
 
 店の一番奥にある4人掛けテーブルに案内され、対角線上に座る。暑かったので、泡を注文。アルザスの辛口だが香りのあるやつね。キリっと冷えていて、うまい。
 まず、前菜盛り合わせ(焼き葉ブロッコリーとカカオのクッキー、白いビーツとブルーチーズ、壬生菜のケークサレ)。続いて、パテ・ド・カンパーニュ。ここから白ワインにチェンジ。ARBOISのシャルドネで、この後に続く、魚、肉まで、十分楽しめるとのこと。すっと鼻に抜けるさわやかな香りとは裏腹、シャープなんだけど、りんごのようなかるい甘みも感じる。好みです。
 で、このパテに添えられているのが、甘いいちじくと玉ねぎのコンフィチュール、酸味と塩気のズッキーニのサラダ。それぞれをパテと共に食べるのだが、甘さとしょっぱさのコントラストがたまりません。
 
 魚は、鮎のコンフィ。頭や骨まで柔らかく仕上げられていて、これに、メロンのピクルス、パセリのソースを合わせる。ふんわりとした鮎、最高。人生ナンバーワン鮎だね。
 肉料理は、鴨肉のロースト、ハイビスカスのソース。皮までうまいベビーコーンや赤かぶのソテーが添えられているのだが、このバランスもいい。白ワインを残しつつ、赤ワインを二種類。すっきりしたCREALTOと、肉のうまみを引き出すタンニンが豊富なAK400.これらを交互に合わせる。途中、白も交えて、家じゃ、こういう飲み方できないもんね。
 
 そして、デザートなのだが、これが、また凄かった。玉ねぎのソースの上に、山椒の入ったホワイトチョコレート、そして、生姜の効いたメレンゲ。初めての組み合わせ。それぞれが個性的なんだけど、けんかしない。白ワインを残しておいて良かった~。
 と言いつつ、デザートをほんの少し残して、蒸留酒をお願いした。千葉のMITOSAYAの山椒フレーバーのジンと、産地は失念したがスコッチ。MITOSAYAのジンはとても希少、山椒の香りがふわっと来る。そして、スコッチ。むっちゃシャープ。一口含んで後で炭酸も一口。口の中でハイボールを作るのだが、炭酸を含むことでスコッチの味わいが一気にまろやかになる。おもしろいわ。
 
 食事や飲み物の提供時に、お店の人にいろいろ教えてもらったり、こちらも感想を述べたりと、約3時間、とても楽しくおいしい時間を過ごすことができた。こんなディナー、久しぶり。家飲み、音飲み(やったことないけど)、デリバリーもいいのだが、やはり、ライブに替わるものはないね。
 西新宿の超マニアックなバーの情報も聞けたし、値打ち感がハンパなかった。

2020年1月26日日曜日

千歳烏山「38食堂」で、やりいか、春菊、ザボンのサラダ、鴨のコンフィと白いんげん豆のカスレ、デザートは、ォンダンショコラ、梅と生姜のソース


 東京に戻り、買い物をしていた彼女と新宿で待ち合わせて、千歳烏山に戻る。実家も落ち着くが、千歳烏山もいいものである。
 夕食は外で食べようと、38食堂へ。ニュージーランドで日本人が営むというワイナリーの泡(ロゼ)を注文しメニューを眺める。サラダというシンプルな料理名。やりいか、春菊、ザボンだと。面白そうだと注文して正解。いかのマリネに、春菊のほろ苦さ、ザボンの優し酸味がいいね。
 メインには、鴨のコンフィと白いんげん豆のカスレ。フランスでは冬の代表的な煮込み料理。柔らかいコンフィを崩して、ほくほくの白いんげんと混ぜて食べる。温まるね。合わせるのは、重めの白。
 今日はデザートはなしにしようかとも思ったのだが、フォンダンショコラ、梅と生姜のソースだと。これは、食べねばということで注文。温かいフォンダンショコラの中には、大人味のマーマレード。これに、梅の酸味、生姜の辛さが新鮮。添えられたローズマリーのジェラートが、またいい仕事を果たす。
 毎回毎回、オーソドックスでありつつも、新しい挑戦が垣間見れる、38食堂、素晴らしいですよ。

2019年12月8日日曜日

千歳烏山「38食堂」で、メインは月の輪熊のハヤシライス、南アフリカのMAANSHIJNの白ワイン、千葉MITOSAYAの梅干しの蒸留酒って、何もかもが新しい!


 BILLIE IDLE名古屋遠征後、ご飯を食べて帰ろうと、千歳烏山の38食堂へ。ワインの入った冷蔵庫前の席に座って、庫内を眺めれば、珍しいラベルのワインが多々。一番気になった南アフリカのMAANSHIJNの白、これロゼじゃないんです、を注文し、メニューを眺める。
 で、にんじんの葉、鴨、ザクロのサラダと、里芋とホタテのキッシュを注文。サラダ、当たり前でなかなかないのだが、野菜がうまい。にんじん、甘いわ~。鴨とザクロの相性も抜群。キッシュも里芋のとろける食感とさくっとしたホタテのコントラストが素晴らしい。何よりも軽い。
 そして、メインは、このワインを飲んだ時から決めていた月の輪熊のハヤシライス。初月の輪熊。聞けば、月の輪熊って、この時期に流通するらしいのだが、手などの脂が乗った部位は都心の高級店に行くのだとか。38食堂では赤身の腕の部分を仕入れて安く提供しているとのこと。じっくりと煮込んだ肉は素材の味がしっかりするワイルド系。少し温まってきたワインと絶妙のコンビネーション。
 デザートは、洋ナシと柿のテリーヌ。合わせるのは、梅干しを使った蒸留酒。フレッシュなフルーツのテリーヌ、これ新しいわ。梅干しの蒸留酒は、香りはグラッパっぽいのだけど、口に含むとほわっと梅干しの香り。何もかもが新鮮。
 38食堂が、千歳烏山にあって、良かったよ。と隣のテーブルでも話していましたとさ。

2019年9月15日日曜日

千歳烏山「クゥ・ド・コション」で、メーンは、エゾ鹿のロースト、自家製ハムやパテ・ド・カンパーニュ、ワインが止まらないランチセット


 午前中、仙川で買い物、昼食は、千歳烏山に戻ってとなり、居酒屋、ビストロ、中華などがひしめくめ〜る街へ。先日は、ビストロさんぱち食堂に入って大正解だったのだが、今日は新規開拓してみようと、こちらもビストロ、クゥ・ド・コション。前菜、メーン、デザート、ドリンクの1500円のランチセットを注文。メーンは、エゾ鹿のローストと、自家製ハムなどの盛り合わせ。ドリンクは、100円プラスで白ワインを。それに、別注文で、泡を注文。
 前菜は、自家製鶏のハムとクスクス、キャロットラペ。クミンが香るクスクスいいね。泡に合う。頃合いを見計らって、白ワインが出される。調理、ホールを1人でこなすご主人、素晴らしい。
 メーンに合わせて、ブルゴーニュの白、赤を。そして、メーン登場、エゾ鹿、血の味がしつつも、さっぱり。合わせた豆のソースがいい。自家製ハムやパテ・ド・カンパーニュもそれぞれに個性的で、うまいね。こりゃワインが進む。早く来れば良かったよ。
 それにしても、め〜る街って、美味しい店が揃い過ぎていて、すごいわ。

2019年9月7日土曜日

千歳烏山「さんぱち食堂」で、いちじくとみょうがのサラダ、グラタン、焼き茄子のアイスなど、野菜のうまさに大満足


 沼津から千歳烏山に戻って来て、夕食はどうしようか、新規開拓ということで、北口の飲食店ひしめき合うエリアをウロウロ。焼鳥? 居酒屋?なんて探しつつ、以前から気になっていたビストロさんぱち食堂前に。外に掲げられた黒板メニュー、良さそう。ということで、入ってみることに。
 白、ロゼの泡を頼んで、メニューから、いちじくとみょうがのサラダ、野菜のグラタンを注文。で、このサラダが大正解。いちじく、みょうがに、ごまを合わせていて、さわやかにコクがある。勉強になるわ〜。そして、グラタン。これが、また驚愕のうまさ。ソースには、マッシュルームとヨールグルを使っているそうで、あっさり。具材にも野菜も、大根、ごぼう、じゃがいもなど、それぞれの味がしっかりする野菜がたっぷり。これ、好き。ワインが進む。
 メインは、アンガス牛のステーキ。山椒が効いたソースが新鮮。赤ワイン、ということになるわな。
 そして、そしてデザートは、焼き茄子のアイスとココナッツのブラマンジェ。焼き茄子のアイス、ほんと焼き茄子でもアイス。初めての味だが、こりゃうまいわ。少し固めのブラマンジェもいい。食後酒まで頼んで、まずまずお祭り状態。
 美味しい野菜を素材の特徴を生かしながら、新しいテイストで楽しませてくれる、こんなにいい店が近所にあると知っていて、来なかったことを大後悔。また来ます。

2017年7月18日火曜日

レストラン キノシタ


 昨日のレストランキノシタ、おさらいしましょ。
 ワインは、2008年のマコン・ヴィラージュでスタート。
 まずアミューズは、層の下がラタトゥイユのムース、上がトマトのエスプーマ。野菜の味が濃厚なラタトゥイユは、昔よく食べたにんじんのムースの進化系。炭酸がふわっと味を口中に広げるトマトとの相性はすばらしい。


 ここからは、2人分を紹介。前菜は、ブータンノワールのパイ包み焼き。濃厚な血の味がするブータンノワールは豚足なども入ってねっとり。ここにリンゴのムースを合わせて。大好きな味。


 もう1つの前菜は、昆布締めにした淡路産真鯛のタルタル。うにと、キャビアが添えられている。海の香りがハンパない。ブータンノワールが、殊の外、塩気控えめだったのだが、こっちはキノシタさんらしい塩気。ぷりんぷりんの真鯛にうにとキャビア、そして、それをまとめるジュレが、またフレンチであり、和も感じさせる。


 シェフ特製スープ・ド・ポワソン。懐かしいな〜。鯵と甘えびの出汁が効きまくりのスープ。これには、ニンニクベースのマヨソース・アイユと、チーズが添えられる。これが、また強い味なんだな。魚料理かスープか選べるんだけど、初めて行ったならば、ぜひスープを。


 メインその1。子羊のロースト、ジュのソース。焼いて切り分けられるところを見ていたのだが、確実に200グラム超えかと。そして届けられた塊は、薄らと肉汁が溢れるピンク色。キノシタさんっぽい見ためね。肉、ソースともに、昔のガツンとした感じはないのかと思いきや、食べ進むにつれて、強い塩気を感じる。
 ここで、ワインはアルザスのリースリングを注文。赤を合わせるよりも、すっきりした白で食べるこういう料理は良いね。


 もう一品のメインは、ブルターニュ産仔牛のロースト。さっぱりした肉質だがパサつかずにジューシー。あっさりとした味わいにチーズのソースがアクセントを加える。これも、塩気控えめかと思わせておいて、後から来る塩気が、料理を飽きさせないポイントかと。
 メインの二品には、ズッキーニ、万願寺、インゲンなどたっぷりのロースト野菜が添えられているが、これが、また火の通しが抜群。大満足。

 アヴァン・デセルテのシャーベット。酸味が最高。


 デセルトは、マスカルポーネチーズのパルフェ、エスプレッソとペルーノ掛け。濃厚なマスカルポーネチーズのアイスに、温かくて苦いエスプレッソ、フランス産リキュール・ペルーノを掛けて食べるやつ。これ、ペルーノが合うのよ。と思っていたら、キノシタさんが「梅山さん、ペルーノ好きでしたよね」と、さらに追加していただく。覚えていただいていたことに感動し、そして、多めのペルーノが、アイスの甘さ、コーヒーの苦さと相まって占めにふさわしし。


 もう一品のデセルトは、桃のコンポート。さっぱり煮られた桃、ジュレ、ジェラートと、料理法を違えた桃が一皿に。食感の違いが楽しい、そこに、バニラアイス、パッションフルーツが来て、これもワインを残しておいて良かったよ。

 もう大満足。
 初台時代から寄せてもらっているが、この参宮橋に移ってからも大事にしていただいて、そして、12年も来なかったのだが、4席しかないカウンター席を用意してもらって、シェフがすべての料理の説明をしてくれて、とても素敵な時間を過ごせた。良い店。100点です。
 季節の変わり目に、無理なく何度と通いたい。むっちゃお薦めです。