2020年2月4日火曜日

新宿小滝橋通り「広東麺チャーリー」で、往年の渋谷公園通りチャーリーハウスの味を継承する、あっさり醤油味のチャーリー湯麺


 渋谷公園通り近くにひっそりとたたずむラーメン屋、チャーリーハウス。広東麺をうたいつつも、あんかけのそれではなくて、中国広東地方の麺、あっさり醤油スープの湯麺(トンミン)を看板メニューにした店である。創業者が引退後、妻が店を仕切っていたが、2007年に、高齢のため、惜しまれながら閉店。渋谷の喧騒の中にあって、落ち着いて料理を楽して好きだった。
 で、昨年秋、そのチャーリーハウス創業者の甥が、新宿小滝橋通りに店を構えてたという。資本系が入っているらしいが、ネットでの評判はまずまず。
 ということで、行ってみた。のだが、先客ゼロ。店主であろうと思われる男性がカウンターで何やら思案中。うーん、どうしようかと思ったが、せっかくだしと、意を決して店内へ。券売機で、チャーリー湯麺を注文し、しばし待つ。そのうちに、お客さんがボチボチと。
 5分ほどで、湯麺、登場。チャーリーハウスは、チャーチュー、パーコーなどのトッピングは別皿スタイルだったが、チャーリー湯麺は、ねぎとチャーシューの和えたやつが、最初から乗せられていたと記憶する。この店も同じみたい。ただ、卵はなかったかも。
 スープを一口。塩気が若干強いような気はするが、あっさりとした味わいは悪くない。麺は細いストレート麺、いわゆるラーメンとはちと違う。チャーシューはハチミツ漬の中華の前菜っぽいやつで、ねぎとの相性はいい。
 この味が、チャーリーハウスと同じか、微かな記憶を辿るも、そこには行きつかなかったが、好みの味だった。新宿では、珍しいタイプ味なので、重宝するかもな、と思いつつも、客入りや店の入れ替わりが激しい立地を考えると、うーん。長続きしてほしいので、また行こう。