大分県は、日田人のソウルフード、焼きそば。他地域との最大の違いは、茹で上げた生麺を炒めるのではなく、片面をしっかり焼くこと。これで、食べた瞬間はパリっと香ばしく、そして、噛むごとにモチモチの麺が楽しい。具は、豚肉、ネギ、もやしとシンプル。ネギともやしはしゃきしゃき感を残すのが大事。
帰省のたびに、三久ラーメンで食べるのが常。そう、日田焼きそばは、元祖と言われる想夫恋を除いては、ラーメン屋で提供されるもの。だから、ラーメンスープが添えられる。
最近では、地元の製麺業者が、家庭用の生麺とソースを開発。母がよく送ってくれるが、これが上出来。お陰で東京にいながらにして、日田焼きそばを食べることができる。
ただ、たまには、帰って、懐かしい味を堪能したいが。