2019年10月17日木曜日

神田美土代町「四川一貫」で、ベースのスープのおかげで、優しい味わい、ジャンキーさ、皆無の担々麺

 小波が過ぎたらしく、静かな四川一貫。今日は、何を食べようかしらと思案する間もなく、辛子(担々麺)、麺少なめ硬め、花椒をふり掛けて、と注文。しばし待つ。で、私の後に入ってきたお客さんが、「チャーシュー麺」。すると、チャーシュー切れなんだとか。「普通のラーメンはありますか」とお客さん。
 が、ないのである。昔、故人である先代が、「ラーメンありますか」と聞いたお客さんに、「うちは、ラーメン屋じゃねー」と言い放っていたのを思い出す。何せ、電話番号の下4桁4797を(や、なら、くる、な)と表現していた人物である。懐かしいね。
 と思っているうちに、担々麺登場。何度も見ているビジュアルだが、今日はスープがいつもよりも多めかな。そのスープを一口。じんわりと醤油が香る。にんにくとしょうがの効いた、ちょい辛のあんを絡めながら麺をすする。そして、キャベツとひき肉。花椒がふわっと鼻に抜ける。うまい。途中で、こしょうをたっぷり振って大きく全体を混ぜて、食べ進む。辛いんだけど、ベースのスープのおかげで、優しい味わい。ジャンキーさ、皆無なのですよ。