代官山に美味しいカウンター炭火イタリアンがあるというので、予約。冷たい雨が降る中、代官山駅前の坂を下り、5分ほど。小さな看板に誘われ、地下にある、その店、faloへ入る。
薪が焚かれて暖かい店内、その薪の前の席に案内される。5皿のお通しを選んでスタート。ポテトサラダに鯖をいれたやつや、太刀魚のマリネなど、どれも一手間かけられている。それらを泡に合わせる。期待感が高まる。
カキの炭火焼、穴子と茄子、白子の入ったオニオングラタンスープ(強烈に旨い。オニグラに磯の香り!)を前菜に、メインは、仔猪のハンバーグ。実は、ここの名物料理メインがあるのだが、あえて、期間限定の仔猪を選択。これが大正解。肉感がしっかりしつつも、血の匂いは控えめで、角切りにして混ぜ込まれた脂の食感と甘みが絶妙。付け合わせの甘酸っぱい玉ねぎ、炭の香りが楽しいじゃがいも、せりなどの葉野菜の付け合わせも、良い。
そして、〆には、チーズと、サバイオーネのジェラート。ここまで、泡で始まり、白、赤、ロゼ、酒、最後にグラッパ(今まで飲んだ中で最高値。そして、少し苦みもある最上の味わい)。
いやー大満足。でも、恐る恐るの会計。正直、やってしまった感は否めないのだが、その値段にびっくり。安いとは言わないが、この料理と酒、コストパフォーマンスは抜群、びっくりした。
そして、店内の音楽は、シェフセレクション。Primal Screamの「Come Together」が流れたのは、ちと驚いて、さらに新鮮さが増した。