2019年8月11日日曜日

高崎「きのえね」で、九州の人なら絶対に好きだろうな、地粉にこだわったうどん。「啓」「あきら」で、ご縁を感じる


 高崎、観光もせずに東京に戻るのだが、やはり美味しいものは食べたい。で、「高崎絶メシリスト」で紹介されていた日本蕎麦のきのえねに。地粉にこだわった自家製そば、うどんの店で、創業90数年で100年をめどに閉店するのだとか。
 まず十割蕎麦焼酎と味噌おでんを注文。蕎麦焼酎、当たり前だが蕎麦の香りが鼻に抜けて心地よい。味噌おでんは、こんにゃくの田楽ね。こんにゃくが思いのほか、うまかった。もっと、こんにゃく、食べよう。
 で、夏限定の天ぷらごま汁うどんと名物の舞茸天そば、そして、いなりをお願い。つるっともっちっとなうどん、まじ好きです。関東のうどんって硬いイメージがあったんだけど、ここのは九州人、必ず好きかと。ちょっと断言してもいいね。そばの出汁はきりっと、いなりの揚げは少し甘めで、それぞれの味がはっきりしているのだけど、けんかすることはない。近所にあったら、通うのに。
 そして、お店の雰囲気もいい。子供連れも馴染んでいてね。ちなみに、隣で食べていた男の子「けい」君。女将さんが「どういう漢字?」と聞けば、お父さんが、「拝啓の、啓」だと。「何、私と同じ漢字ですよ。あきらでけどね」と厚かましく会話に入れば、お父さん、「私、字は違いますけど、あきらです」だって。面白い。何となくですが、ご縁を感じる高崎ツアーだった。