創業明治2年、150年以上の歴史を持つという、神田錦町の更科。何度か前を通ったことはあるのだが、初めて来てみた。あらためて眺めると、いい店構えだね。12時少し過ぎて、5人ほどの待ち。並んでいると、品書きを渡される。年末は、メニューを絞っているとか。
名物らしき、冷やししょうが天そばを注文し、ほどなくして店内へ。
で、しょうが天って、珍しい。さて、どんなのだろうかと待っていると、そばが運ばれてきた。丼に、そば、その上に、ごぼ天のような、しょうが天が大量に。そのほか、三角に切られた揚げが二枚、貝割れ、のり。そばつゆは、直接そばに掛けてもいいし、猪口に分けてもいいそう。
まず、猪口につゆを入れて、そばを食べる。更科だけあって、上品なそばの香り、こしも適度で、のど越しがいいが、量がすごい。福田屋越えだね。
そして、しょうが天をまず何も付けずに。時期的に新しょうがではないのだろうが、繊維質があまり感じられず、さくっとした食感。香りがすごい。こちらも、量がハンパない。
それでも、しょうがの爽やかさがあるゆえ、食べ飽きることはない。途中から、ぶっかけのように、つゆを丼に入れて、大根おろし、ねぎを絡めて食べる。
つゆが、別添えにされているので、最初は猪口で楽しみ、後半に丼で、って食べ方が、いいかも。最後に、そば湯を猪口に移して、つゆ、七味を、ちょいと足して、大満足のうちに食べ終えた。
それにしても、しょうがの余韻が、すごい。何も食べていないのに、しょうがあめをなめているみたい。