午前中に市内中心部を、ちょいと観光して昼食を食べに、柳の下「末広軒」。富山でも老舗の中華そば屋さん。一番人気のワンタン麺は、ワンタンに麺が入っているという一杯だとか。
まず、お決まりのビール。そして、ぎょうざと焼売を注文。この2品が思いのほか、良かった。小ぶりで、あっさりしていて食べやすい、何となく懐かしい味。期待が高まったところで、ワンタン麺と塩味の五目そばを注文。
ほどなく提供されたワンタン麺。丼を覆うワンタンは、つるっつるの皮に少なめのあん。だが、この少なめのあんもたくさん食べるとね。麺は、少なめだと思う。隣のお客さんは、ワンタン半分で麺大盛りを注文していた。バランス的には、そっちの方がワンタン麺のイメージに近そう。
澄んだ醤油スープは、あっさりしているのでが、手打ちの縮れ麺にスープが絡んでくるので、物足りなさはない。柔らかいバラとモモのチャーシュー、そして細いメンマも出過ぎない。
五目そばは、野菜がたっぷり。けっこうくたくたに煮込んであって、野菜の甘みがスープに出ている。塩も控えめで、素材の味がよく分かる。
家族連れとか、おばあちゃんと孫とか、そんなお客が多い、派手さはないけど、ずーっと愛される味だね。