いやー、よく歩いた。訳あって、昼食も食べずに世田谷方面を散策。懐かしい建物を見にいったりね。
で、 最終的に、16時過ぎ、下北沢に到着。お腹も減ったが、ちょいと呑みたい。にしんばも陣太鼓もまだ準備中。そんな折、旧ぶーふーうー近くに「営業中」の札。けっこう長くある店だが入ったことはない。と言うか、敷居が少し高いような。それでもと、意を決して入店。
60歳くらい?の男性2人で切り盛りしているよう。
名物は、いわし。刺身の盛り合わせを薦められたので、ではと注文。この刺身が着火剤になってしまってね。
いわし、しまあじ、水たこ、中とろ、さざえがきれいに配置された姿を見るや、ビールから会津の地酒にチェンジ。いわしが「ねっとり」していながら、歯ごたえもある新食感。さざえの肝に酒が進む。
ほとんど生のしめさば。さば好きには溜まらない味。
旬のアスパラガスは、焦げ目が香ばしくて、瑞々しさにアクセントをもたらしている。店の名物、いわしのつみれ揚げは、いわし100%でつなぎなし。大葉で包み揚げられているのだが、軽い食感が気持ちいい。あん肝は自家製で、これもくどくない。酒との相性抜群。あなごは注文が入ってからさばかれ、塩焼きに。わさびを多めに付けて、鼻に抜ける香りを楽しむ。
そして、〆は、さばではなくて、いわしの姿寿司。これ、いわしよ。注文後、酢飯をつくり、いわしをさばいて、寿司にするのだが、手早くて、びっくり。酢とごまが効いたご飯に、軽く酢でしめたいわし。こりゃ、旨いわ。こんないわし料理出す店があるのね。と言いつつ、2人で気づいたら酒8合だと。呑みすぎ食べ過ぎで、大満足。
よーけ歩いたこともあり、酒が効く。それにしても、良い店を見つけたが、下北にしては、大人値段だから、気をつけねば。