2022年3月29日火曜日

神田神保町「いもや」で、艶やかな炊きたてご飯、具だくさんの味噌汁もうまい、極上とは言わないまでも、十二分にうまい、天ぷら定食+ほたるいか


 数年前まで、神保町・御茶ノ水界隈に、天ぷら、天丼、とんかつと数店舗存在した、いもや。安くて美味しい定食が食べられる行列店だったのだが、建物の老朽化や職人さんたちの高齢化もあり、現在では、神保町に一店あるだけ。で、後楽園ホールに向かう途中、懐かしくなり入ってみることに。
 17時開店で10分ほど前には行列。狭い店だったので、入れるかしらと思っていたら、カウンター8席で8人目、運よく一回転目に入ることができた。
 メニューは、定食750円、えび天定食950円、それからお好み。定食だけでも良かったのだが、黒板に、季節限定という、かき、ほたるいか、れんこん、新ごぼうの文字。ではと、ほたるいかも注文、250円ね。
 一度の調理は、2、3人前。おじさんが揚げ始めると、おばさんが、天つゆ、ご飯、味噌汁を用意。なかなかのコンビネーションで見ていて気持ちがいい。
 15分ほどで、料理が到着。定食は、えび、きす、いか、かぼちゃ、春菊。これに、ほたるいか。ご飯は炊きたてで艶やか、味噌汁は沸騰するほど熱々だが不思議と煮詰まることはない。具は、とうふ、わかめ、青ねぎが、たっぷり。
 750円なので、極上の~とは言わないが、いやいや、十二分にうまい。ほたるいかも込みで1000円。ご飯は少なめでお願いしたが、大盛りも無料。たっぷりの天つゆに浸して、ご飯を書き込むのもいいと思う。
 風情も含め貴重な店。長く残ってほしいし、また行きたい。