仕事が遅くなったので、幡ヶ谷で夕食を食べて帰ることに。悩んだ挙句、初訪問のBistrot NOBUさん。ブルゴーニュ、マコンを頼んで、まずはアナゴのムニエルサラダ仕立て。レンズ豆が添えられたカレー風味。酸味が効いていて、カレー風味と言いながら、そんなに主張してはこない。良い。きりっとした白に合う。
ホワイトアスパラとバイ貝、ホタルイカのソテーは、サフラン風味で。あっさりとした魚介のスープをホワイトアスパラが吸って、噛めばじゅわっと、口中に旨みが広がる。アスパラのソテーの具合も絶妙。
〆は、岩手産亜麻豚のロースト。マスタード風味のソースで。脂の旨みを最高に引き出す焼き加減。2本目のシャブリが進む。添えられた芽キャベツも甘くて、奥の方で、ほろ苦くて溜まりません。
三種を食べた印象は、全体的にあっさり、すっきり。食後感も爽やか。良いです。
そして、この店、何と言っても素朴。恐らく夫妻と思われるお2人で切り盛りされているのだが、洗練されてなさが、幡ヶ谷のビストロって感じで好印象。そして、2組いたお客さんも幡ヶ谷って感じ。隣の、多分、女子大生の「美味しかった」アピールは、作り手を喜ばせると思う。うん、良い時間だった。