2018年2月10日土曜日

大阪天満宮「一富士食堂」で、出汁の効いただし巻や鍋焼きうどん

 
 今回の大阪行きにあたって、観光客が行かないような店はないかと調べていたところ、まさに私好み、地元密着型の食堂を発見。メニューは、うどんなどの麺類からカレーライスやオムライス、定食類もかなり豊富。小雨が降る中、最寄りの大阪天満宮駅まで地下鉄で行き、そこから徒歩で7、8分。まぁまぁの物好きだなと自画自賛である。
 のれんをくぐって、店内へ。4人掛けのテーブルが数台配置された、ザ・定食屋の眺め。いいね~。これだけでテンションが上がる。ビールを注文して、メニューを吟味。うーん、悩む。一番人気は、肉吸いらしいが、うどんも食べたい。
 そこに目に飛び込んできた鍋焼きうどんの文字。これを行っとくか。それと、店のお勧め日替わり定食。今日は、とんかつだとか。それにプラスして、名物のだし巻ね。
 まず焼き立てのだし巻。けっこうなボリューム。卵4個は使ってるな。そして、ふんわりと出汁が香る。これは期待大。熱々のところを一口で頬張る。じゅわっと溢れる出汁、こりゃいいわ~。甘みはほとんどなくて、ほんのりとした塩気、東京のだし巻とまったく違う、これぞ関西の味!
 続いて、定食登場。とんかつにキャベツ、スパゲティ、洋食の定番な盛り付け。かつは決して厚くはないんだけど、揚げたてで、食べごたえはある。軽くかけられたソースがうまい。ごはん、味噌汁、漬物、冷奴が付いて700円だと。
 ほどなく、鍋焼きうどん。銀の器に入っているだけで盛り上がるね。店員さんがふたを開けてくれてご対面。これも期待通りのルックス。まずは出汁を一口。さっきのだし巻で、この店の出汁のうまさは分かっていたが、うどんの出汁は、これ! ちょい塩気が効いているが、具に卵が入っているので、ちょうどいいかな。うどんは、九州ほどの柔麺ではないが細麺で無駄なこしのないやつ。ほかの具は、揚げたてのえび天、鶏肉、しいたけの煮物、かまぼこ。鍋焼きうどんの優等生である。完璧。
 それにしても、一富士食堂、他のメニューもぜひ食べてみたい。 それから、店内、厨房、トイレがきれいなのもポイント高し。次回も立ち寄ること、間違いなし。