2016年6月14日火曜日

意外性


五反田TOCに野暮用で行った帰り、昼どきだし何かないかなと館内の地図を眺めると、伊万里ちゃんぽんの文字が。いいねってことで、地下1階の食堂街へ。ところが、ちゃんぽん屋の前まで来たところで、電話がなる。フロアの隅まで移動して、しばし会話。そして、電話を切り、戻ろうと振り返る。
 するとだね、サラリーマンで賑わいそうな中華定食屋、志野というらしい。表には、お薦めメニューが写真入りで紹介されている。豚肉の炒めなんかが人気だとか。でも、目が止まったのは、ねぎラーメン。見た目も良さげ、意を決して入ってみると、人影まばらだった店内が、数分で満席。そして、誰もが肉しちと連呼。例の炒め物かな。
 しかし、私はと言えば、初志貫徹で、ねぎラーメンを注文。厨房で調理している姿が見えるが、なかなかの手際。期待できるかもと思っていたら、5分ほどで、やってきましたねぎラーメン。スープを一口。何だ、これは! ちょっと衝撃。いわゆる町の中華屋のスープではなく、少し魚系が効いている。表面の脂が濃いのでインパクトはあるが、味わいは和に近い。麺は、中太でスープにも合う。具は、和えたねぎとチャーシューだけ。この潔さが勝利のポイント。ねぎもシャキシャキだし、チャーシューもふっくらしていて旨い。
 こりゃ、他のメニューも食べてみたいね。ふつうにラーメンを試したいが、次回、TOCに行くのは、いつのことだろうね。