2017年1月22日日曜日

スパイス使い


 BiSのライブを終え、夕食。やはり、今回の〆は、福島でしょうと、アテもなく、福島駅に降り立つ。ちょいとブラブラ。が、そうするまでもなく、以前、雑誌で見て気になっていた香港小菜LEEが目の前に。何度か前を通っているが、気が付かなかった。
 ということで、早速店内へ。ドアを開けると廊下があって、その奥にテーブル席。ドアを開けて、「すみません〜」というも反応なし。恐る恐る厨房をのぞくと、ご夫婦かな? 旦那さんが厨房、奥さんがホールらしい。
 窓際のテーブル席へと促され、着席。青島ビールをまず注文。ほどなく、お通しと共に、ビール到着。で、お通しに驚く。燻製の玉子、ブリとマグロの刺身は、?油と八角の香り。シーザーサラダな見た目のサラダは、クミンの香り。情報は得ていたが、この店、スパイス使いが素晴らしいとか。これは、いけそう。

 まず、麻婆豆腐。辛さには自信があるが、最強レベル10は遠慮して、3を注文。控えめにし過ぎたかと思ったが、いやいや。大振りの絹豆腐がまとうのは、辣がしっかりと効いた濃厚なソース。甘めに味付られたひき肉が中和しているが、こりゃしっかりと辛いよ。ビールが進む。

 続いて、豚ひれ肉と野菜の細切り四川チリソース炒め。これは、レベル4。細切りの豚ひれ、セロリ、パプリカに、みじん切りのきくらげが、甘辛酸っぱいソースでまとめ上げられている。これがねー、辛いのよ。具材が細切りだから余計にソースも絡みやすくてね。そして箸が止まらない。病み付きになる。

 〆は、タンタンメン。汁ありの香港と汁なしの四川があって、少し寒かったので、温かさを求め香港を注文。
 綿・スープと、トッピングが別皿で出てくる。よく混ぜて食べるらしいが、汁ありで、よく混ぜるとは? と混ぜていくと、汁ありのでスープっぽいのだが、混ぜていくと、ほぼ、これ、汁なしではというルックスに。さらにパクチーやねぎなどを加えて混ぜる。
 そして一口。レベル1だから、辛さはほとんどなくて、どちらかと言えば、甘い。だが、辛み以外のスパイスが効いていて、くどくはない。麺は、細麺で、少しウェーブ。これが、スープを持ってくるのよ。すするというより、もぐもぐ食べる感じかな。まったく食べたことがないスタイルのタンタンメン。とても美味しかったけど、少し辛くしてもらっても、いいかな〜。

 それにしても、噂に違わぬスパイス使い。そうとうレベル高いです。ただし、好き嫌いは分かれると思うけど。私は、好き。