2017年12月9日土曜日

富山「日の出」で、変わった店主とうまい料理 その1


 飲み屋街の端っこ、ちょっと寂しくなった場所に、変わった店主がいるという「日の出」はある。意を決して入店。カウンターだけの店内は混んではいるが、空席も少し。これは、座れそう。
 「すみません」。店主、何らかの作業中で返事なし。厨房には、おばっちゃん(妻だろうか?)。再び「すみません」。常連さんたちの注目を浴びる。で、ようやく気づかれ、おばちゃんに「詰めて座るか、詰めないなら2つ開けて座って」と促され、2席開けてカウンターの角に座ろうとすると、店主が、「そこは、料理を出しづらいから、だめ」と、結局詰めて座ることに。なかなか手強いぞ。


 さて、生ビールを飲みながら、つまみを選ぶも、メニューが多過ぎるのと、魅力的過ぎて、悩んでしまう。夜定食ってのもある。カレー? 自家製ビーフジャーキー?
 ただ、ここは、正攻法でいこうと、牛筋煮込みとたらこの煮物をまず注文。うん? 牛筋煮込みの下にレタスが敷かれている。醤油ベースのすっきりした味、うまいじゃない。たらこは少し甘めだが、くどさはなく、これもいける。この店、いいかも。


 次に頼んだ〆さばは深めに〆られ、ねっとりとしていて、新食感。


 小ぶりのもつ焼きも、うまいじゃない。


 昨日の三十○もおでんが美味しかったし、市内で「富山おでん」の看板も見かけるので、ここでも、おでんを注文。大根と、気になった満月なるタネをお願いする。おでん鍋が席から見えるのだが、出汁がきれい。大根、よく煮込まれ、あっさり出汁をたっぷり吸って、いい。満月は、車麩に、うずらの卵をポトリ。出汁がうまいから、車麩うまいに決まってるでしょ。卵が、なかなかのアクセントになっていた。
 この店、味はあっさりなのだが、いろいろと濃いし、長くなってきたので、続きは、後ほど。