2020年6月3日水曜日

神田神保町「キッチン南海」で、カツを揚げた油のにおいに包まれながら食べられるのは6月26日まで。黒いルーが独特のカツカレー


 突然ツイッターで流れてきた「神保町のキッチン南海が、6月26日で閉店」のツイート。調べてみたところ、入居するビルの老朽化で店舗契約期間が終了するのだとか。同じ神保町にのれん分けという形で新しい店が7月にオープンするそうだ。たまにしか行ってはいないし、完全になくなるというわけではないのだが、こりゃ行っとかなきゃ、ということで、とりあえず、今日行ってみた。
 行列はいつもと変わらずで、大混雑ということはない。コロナの影響で、店内どうなってんのかな~と思いながら、行列に並び注文を伝え待つこと15分ほど。「1名さま、どうぞ」と通された店内、カウンター席は普段と同じように間隔を空けずに座るみたい。だが、私が通された4人掛けテーブル席は、基本的に1グループ1テーブル。つまり、今日の私みたいにおひとり様だと1人で座ることになる。効率は悪いし、どこも大変だね。
 さて、着席し5分もせずにカツカレーが登場。真っ黒いルーは独特のスパイス感で、これがカツに合うのである。福神漬けを配置し、いつものように大量のカイエンヌペッパー。では、カツ、ライス、カレーを共にパクリ。うまい。唯一無二の味。
そして、何と言っても、カツを揚げた油のにおいに包まれて食べるカレーはひと際うまく感じるのである。新しい店にも行くんだろうけど、やはり少しさみしいね。