2013年9月19日木曜日

蒋介石の料理番


 戦後間もなくから、神田の老舗中華料理店で働いていた四川一貫の親父さんは、38歳にして、一念発起、台湾に渡り、料理修業をしている。その時の師匠が、蒋介石が中国大陸から連れてきた四川の料理人。写真の麻婆坦々麺はオリジナルだが、蒋介石が食べていた当時の味を基本に、今も調理しているとのことである。
 失礼ながら、蒋介石には何の思い入れもないが、味という文化が、激動の時代を駆け抜けて継承されていることは、単純に、凄いと思う。